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脳神経外科(Neurosurgery)




ご挨拶

脳神経外科部長に就任した 阪本 有 と申します

 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの急性期脳血管障害(脳卒中)などの救急疾患を中心に、急性期から慢性期まで幅広い領域の脳疾患の治療を行ってまいります。

 東京都脳卒中急性期医療機関や一次脳卒中センター(PSC)に指定されており、24時間365日救急診療を行い、t-PA療法、急性期血栓回収術、緊急手術などの脳卒中発症超急性期の診療体制を整えています。

 また、急性期治療後、自宅退院できない患者さんには、病状や家庭の状況に応じて品川リハビリテーション病院をはじめとする回復期リハビリテーション病院や療養型病院に転院して頂き、切れ目なく医療を受けられるよう、地域の病院と緊密に連携をとっています。

 “手術に関しては、特に脳動脈瘤の手術で本邦第一人者である、昭和大学脳神経外科 水谷 徹 主任教授を始めとする昭和大学医学部脳神経外科グループと連携し、脳動脈瘤クリッピング術・コイル塞栓術、頚動脈狭窄内膜剥離術(CEA)、脳動脈バイパス術、頚動脈ステント留置術(CAS)、脳腫瘍摘出術など、ほぼすべての脳外科手術に対応可能です。”



昭和大学医学部脳神経外科のページ
脳神経外科 水谷徹のページ
水谷徹先生 Wikipedia
破裂すれば「くも膜下出血」…「脳動脈瘤」の手術、開頭とカテーテルの長所と短所を名医が解説


当科の特色

“脳卒中に特化したチーム”
- 当院 独自 のメソッド -


昭和大学と強力な診療体制を構築

 ご挨拶でも申し上げたとおり、当院では昭和大学病院のスタッフと密に連携を取り合い治療方針について、患者さんの個々の状態に合わせて治療方法、治療スケジュール、医療支援を行っています。 これは、主治医が得意な治療法や患者さんが望む治療法が必ずしも、“最適”な治療法ではない場合があるためです。 最近では、二刀流(脳血管障害界隈では、開頭手術も血管内治療もできる医師)が流行っていますが、多くの場合どちらかに軸足を置いている場合が多く、医師の目線からはどうしても得意な治療方法に頼りがちになります。 治療を受ける方にとっては、医師が勧めてきた治療法に安心感を感じることが多いと思いますが、それは公平な判断とはならず主治医の独りよがりになります。

 我々医師個人が、患者さんの治療に携われる機会はそう多くありません。 そのため、個人で判断を下すのではなく、なるべく多くの医師の目でまずは病気に対してとことん良い治療法を検討します。 そのうえで、治療を希望される方へなるべくフラットな説明を行います。 患者さんが希望している治療法を、“最適”とご提案しない場合もあると思います。 しかし、我々が最適だと考える治療法が、患者さんにとって“最適”とはならないことも忘れてはいけません。

 患者さんと医師、そして支援してくださるご家族と十分に話し合いを行い、患者さんが望むのであれば医療者がリスクを背負って治療を遂行することが、我々の使命だと思います。 我々は、そのためのトレーニングや治療方法の検討を欠かしません。 昭和大学病院で行えない治療があれば当院で行いますし、逆もまた然りです。 脳外科疾患で悩んでいる患者さんのために少しでも“最適”な医療・治療を提供できるように努めています。


脳卒中の初期診療に多くの人員を配置

 脳卒中とは、脳の血管に異常が起こり脳が十分に機能しなくなる状態をいいます。 脳卒中になると、障害が残って日常生活に支障をきたしたり、最悪の場合亡くなったりこともあります。 さらに脳卒中は発症から治療までの時間が大きく障害の程度を左右するといわれており、発症から治療までの時間を短縮する工夫が各医療機関で行われています。
 当院では、病院に搬送されるまでの時間を短縮するために市民啓発講座や救急隊への勉強会を行っていますが、最も力を入れているのは、患者さんが病院に到着してから治療に取り掛かるまでの時間を1分1秒でも早くするために、多くの人員を配置しているところです。
 医師をはじめ、看護師、放射線技師、薬剤師、医療福祉士、医療事務など総勢10人以上が携わる場合もあります。 我々はそれほど脳卒中に対して真剣に取り組んでいます。 救急外来がいっぱいだからと言って断ることはしません。 少しでも安心して診察・治療を受けれるように日々備えております。


当院独自の画像解析方法

 当院では、研究用の画像解析ソフトを用いて治療の計画を行っています。 研究用の画像解析ソフトは細かい部分まで解析ができますが、使用方法が煩雑で解析に時間がかかってしまうことが多いですが、当院では独自のアルゴリズム(解析方法・手順)を用いることで短時間で画像を処理できます。 処理した画像は、皮膚、骨、神経、血管、脳などの構造物に加え、脳血流、脳神経線維の走行などの目では見えない機能に関連する情報も融合して可視化することができます。 病気の説明を行う際にわかりやすくイメージが付きやすいとのことで、患者さんやご家族からは好評です。


脳動脈瘤治療前

脳動脈瘤治療後

脳動脈瘤

脳動静脈奇形



脳神経外科を受診された方へのお願い

未来へ つなぐ 研究活動

 当院では、日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database: JND) に協力しています。 当院脳神経外科に入院された方の臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。 解析にあたって提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、個人のプライバシーは完全に保護されます。

 本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方、個人情報に関する照会や疑問等がありましたら当院事務(03-3474-1831)までお問い合わせ願います。



オプトアウトについて

臨床研究の 倫理 のこと

 臨床研究を行う場合は、文書もしくは口頭で説明を行い同意を得る必要があります。 当院では臨床研究のなかで診療情報等の情報だけを用いた研究は、その目的の情報を公開し、更に拒否の機会を保障することで診療を受ける方から同意を得る必要はないとされる「オプトアウト」という方法をとっています。 研究への協力を希望されない場合は、当院事務(03-3474-1831)までお知らせください。



スタッフ紹介

患者さんの安心・安全・回復のために
誠意 ある対応を


阪本 有 - Yu Sakamoto -

職位 脳神経外科部長
略歴 山梨大学卒(平成25年)
認定資格等 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本血管内治療学会専門医
脳梗塞rt-PA適正使用講習 受講済
NBCA 適正使用e-learning 受講済
臨床研修指導医
所属学会 日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本脳血管内治療学会
日本脳神経外科コングレス
日本神経救急学会
日本脳神経外傷学会
日本メディカルイラストレーション学会
日本メディカルAI学会

渡辺 寛 - Hiroshi Watanabe -

職位 リハビリテーション科部長
品川リハビリテーション病院 院長
略歴 日本大学卒(平成元年)
日本大学脳神経外科兼任講師
認定資格等 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医

小林 宥大 - Yuta Kobayashi -

職位 医員
略歴 昭和大学卒(平成30年)
認定資格等 脳神経外科専門医

杉山 達也 ‐ Tatsuya Sugiyama -

職位 非常勤医師
略歴 埼玉医科大学卒(平成9年)
昭和大学医学部脳神経外科准教授
認定資格等 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本神経内視鏡学会技術認定医
日本脳卒中の外科学会技術指導医
日本小児脳神経外科学会認定医

鷲見 賢司 - Kenji Sumi -

職位 非常勤医師
略歴 防衛医科大学校卒(平成15年)
昭和大学医学部脳神経外科助教
認定資格等 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医

野原 哲人 - Tetsuhito Nohara -

職位 非常勤医師
略歴 昭和大学卒(平成25年)
認定資格等 日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医