ごあいさつ
横 山 孝
公益財団法人 河野臨牀医学研究所 代表理事
附属第三北品川病院 院長
第三北品川病院の院長を兼任することにいたしました。
超高齢社会の到来、新型コロナウイルス感染症といった激動の医療情勢の中、救急・急性期病院の院長という重責を託されたことに、身の引き締まる思いです。
当財団は 1951年 初代理事長故河野稔が「学閥に囚われず自由で自主的な研究所を設立し、学術の発展に寄与したい」と志を立て、研究所と河野医院を開設したことが始まりです。以来 70 余年、「真療」を実践し、地域医療に貢献して参りました。 2013年、内閣府認定の公益財団法人となり、単に医療・介護というサービスを提供するだけでなく、地域で暮らす人々の生活を多方面で支え、健やかに豊かにしていく社会的存在になることを目指しています。 2018年 には御殿山小学校旧校舎跡地に品川リハビリテーションパーク(回復期リハビリ病院 130床、介護老人保健施設ソピア御殿山 100床 )及び区立図書館を開設し、地域住民と小学校や図書館と連携した都市型地域包括ケアのモデル施設となりました。
私たちの患者さんひとり一人を大切に
最善を尽くすことに誇りを持つ
当財団 70 余年の歴史の中で、医療も社会情勢もめまぐるしく変化を遂げました。そのなかで、私たちは地域の皆様に信頼される第三北品川病院であるべく「真療の精神で救急医療・地域医療に貢献する」を理念として医療を行い、その都度最新の医療機器を導入し、リニューアルを行って参りました。
現在、病院周辺では「北品川駅の高架化と駅前広場整備計画( 2029 年完成予定)」による新しいまちづくりが始まっています。この機会を捉えて、さらに理念を追求し、地域に求められる新しい病院づくりに努めたいと思います。
大望を果たすため、職員にとっても快適に働ける環境を整え、一層のパワーアップに努め、職員一丸となって、地域のための医療を行って参ります。
当院は診療所の先生方、介護関連の皆様、大学病院等から数多くの患者さんのご紹介を頂いて参りました。深く御礼申し上げます。今後もより効率的な医療を提供するために、さらに親密な病診・病病連携を構築し、地域に暮らす人々の未来が明るく照らされるよう、医療の立場からまちづくりを支えていきたいと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。