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復職や自動車運転をお考えの方へ



復職サポート《就労支援》

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当院に入院された際、「復職の希望」を仰っていただきますと、支援プログラムをご説明いたします。ご了承の上、ご希望されましたら、ご自身のリハビリテーション(評価・訓練)と平行して、働き方と仕事内容の振り返り、会社との連絡などを順を追って実施していきます。

(仕事と治療の)両立支援コーディネーター資格を有する職員も在中しております。リハビリ訓練、社会制度や退院後のサポート機関のご紹介、退院後フォローアップなど包括的にサポートいたします。


①職業/職務内容のご確認
 職業情報収集票をもとにまとめていきます。ご家族さまや近しい方にも協力していただいて構いません。
 お務め先の協力が得られる場合は、『勤務情報を主治医に提供する際の様式』をお渡しします。
②就業規則や休暇制度の確認
 休職期間の保障、段階的な復帰の可否、職場による配慮の内容を確かめます。
③評価と訓練
 働きに求められる作業能力と病態をもとに、身体機能や高次脳機能の評価を実施します。
 結果から、諸機能の訓練や作業実践を行います。職場復帰に重要な職務遂行能力を高めるプランを組みます。
  
   実践例)・ 片手作業のための事務機器の機能的配置
       ・ 通勤手段(電車、バスの利用)、規定時間内での通勤方法
       ・ PC処理、資料作成
       ・ タブレット操作
       ・ 人前でのプレゼンテーション、講義デモンストレーション
       ・ 物品の搬送   など
④会社との情報共有(面談・職場訪問)
 ご本人さまと勤務先からの希望に応じて、当院職員とお勤め先と面談を設けることができます。
 その際に、業務内容について職場で配慮したほうがよいこと、復職の方法や見通しについて話し合います。
 
 また、ご本人様と当院職員が職場に訪問して、職務内容の詳細、職場環境、作業工程の評価などを行うこともできます。
 
⑤退院後のフォローアップ
 外来リハビリテーションを通じたフォローアップも可能です。
 退院後すぐに就業されず、引き続きの就労支援が必要な場合は、適切な施設(※)の紹介と連携を図ります。

 ※地域産業センター
  ハローワーク
  地域障害者職業センター
  障害者就業・生活支援センター
  就労移行支援事業所 ・就労定着支援 ・就労継続支援A型 ・就労継続支援B型事業所


自動車運転の再開サポート

脳卒中頭部外傷の後遺症によって自動車の運転に支障を来した方への、安全な運転の再開を目的とした支援プランです。医療機関の法律上の役割である「運転に対する病期の影響を考慮した診断書の作成」に沿ったプロセスでを経て参ります。

☆脳卒中や頭部外傷で高次脳機能障害の存在が疑われる方を主とした内容です
☆骨折など上記以外の方については、身体機能や運転パフォーマンスの確認や練習が主となります

なお、当プランは自動車運転の再開を保証するものではございません
運転再開のための適性検査の判断、ならびに判定は免許センターが担っております。

*当院に入院された方へのプランになっております
*『警察庁 安全運転相談窓口』のホームページで都道府県毎の相談窓口などを確認いただけます
①必要事項のご確認 :
 運転歴やこれから運転する場面、免許更新に定められている条件について
②神経心理学的検査 :
 状況判断や危険予測を行うための「高次脳機能」についての検査
 脳卒中後の運転に特化した検査バッテリーも実施
③ドライビングシミュレータ : 
 適正評価と運転練習
 市街地や山岳地帯、雨、夜間など様々な場面での実施

HONDA セーフティーナビを使用

④停車評価 :
 実際の車を使った、乗降車、シート調整、エンジンの停始動、ウィンカー・ワイパー・ミラーなどの各種操作確認
 
⑤教習所での実車評価
 障害者講習に対応している教習所と連携しており、教習所での実車評価に職員が同行することができます。
 実車評価を行いますと教習所から医師に情報提供(ドライブレコーダーの記録)がなされます。(評価する教習所で別途検査費用が発生します)
⑥診断書の発行 : 総合的判断による主治医の意見書
⑦適性相談・適正検査 :
 免許センターに「安全運転相談」の予約をとります。
 運転時期(希望)の相談、ご自身が適性検査の対象になるかの判断を仰ぎください。
 適性検査の対象になりましたら、⑥医師の診断書を免許センターに提出し、検査を受けます。