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臨床検査課


当検査室では予約検査も行っておりますが、患者様のご負担軽減のため、診察前迅速検査を行っています。
診察前に結果を報告することにより、患者さまがその日のうちに結果を知り、治療へ役立てることができます。
迅速で確実な診療支援を行うことを使命と考えております。

患者さまと接する機会の多い部門ですので、対話を大切にし、患者さまがリラックスをして検査ができる環境づくりを日々心がけています。腰痛などで限られた姿勢しか取れない方、検査中の気分が悪くなられた方、トイレに行きたい、寒い、検査に不安がある、などがあれば検査担当者へお伝えください。

※ 検査結果の説明は原則として行いません。検査結果の説明は主治医よりお聞きください。

心電図(ECG)

心電図は不整脈・狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患などを検査します。

1 標準十二誘導心電図

ベッドに横たわった状態で胸や手首に6つの電極を取り付けて測定します。安全で苦痛を 伴わない最も一般的な検査です。検査時間は2~3分程度です。

2 ホルター心電図

心電図を24時間で記録するものです。最高最低心拍や不整脈に関する様々な情報を得ることができます。

3 運動負荷心電図

階段の昇降により負荷をかけ、虚血を誘発する負荷心電図を主として行っています。
これは運動時に出る不整脈の診断に有用です。検査時間は15分程度です。

超音波検査(エコー)

超音波装置から発射された超音波パルスが生体内の組織で反射され、その反射波を受信することにより生体内の構造を把握することができます。これにより臓器・病変の大きさや位置がわかります。
検査は非侵襲的でX線のように被爆もありません。妊婦に対しても行うことが可能な検査です。

検査は検査部位にゼリーを塗ってプローブとの間に空気が入らないようにして行い、部位によって体位変換が必要な場合があります。また検査部位によって食止めや排尿制限がありますので事前の指示に従ってください。
当院で主に行っているエコー検査
心臓・上腹部・下腹部・表在(乳腺・甲状腺など)
頚動脈・下肢動(静)脈

心臓超音波検査

壁の動き・厚さ・大きさ等をリアルタイムで観察します。また血流等の異常を、ドップラーを用いて検出します。

腹部超音波検査

肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・前立腺・子宮・卵巣等の臓器を観察し大きさや腫瘍の有無やそれがどの程度の深さまで達しているか(深達度)も調べることができます。

表在超音波検査

乳腺・甲状腺等体表に近い臓器を観察します。

頸動脈超音波検査

動脈硬化の程度がわかります。動脈の血管壁について厚み・状態を観察し、プラークや血栓等の異常を発見します。

下肢動(静)脈検査

下肢の血栓・動脈硬化を観察します。

血圧脈波(PWV/ABI)

動脈硬化の検査です。脈波と血圧を計測し動脈の硬さを調べます。これにより血管年齢がわかります。

ABI(足関節/上腕血圧比)を算出することにより下肢動脈の閉塞を評価することができます。 一般的に下肢の血圧は上肢と同じまたは少し高いのですが、この比が0.9以下の時は下肢動脈に狭窄または 閉塞が疑われます。

PWVは血管の弾力を評価する検査です。健康な血管は弾力があるため脈波が血管で吸収されてスピードが遅くなりますが動脈硬化の起こっている血管は血管壁が硬いため脈波が吸収されずスピード(PWV)が速くなります。 一般的にPWVは年齢とともに増加します。

検査時間は5~10分程度です。

肺機能検査(スパイロ)

空気を肺に出し入れする換気機能を調べる検査で、呼吸する力を定量的に評価することが可能です。 スパイロメーターという計測装置で鼻にクリップをして行います。これは鼻から息が漏れないようにするためです。 検査時間は5分程度です。