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精度管理


(1)精度管理とは
精度管理とは、正確な健診データを受診者様にお届けするため、健診の精度を維持し、その健診全体について適切に管理することをいいます。
精度管理は、健診機関内部で実施する内部精度管理と、健診機関の外部機関に依頼して実施する外部精度管理があります。
なお、健診機関は、「健康増進事業実施者に対する健康診査の実施等に関する指針」における精度管理に関する事項に準拠して、内部精度管理、外部精度管理を実施し、精度管理の実施状況を受診者に周知することとされています。

(2)内部精度管理
健診機関内で健診機関内で同じ測定値が得られるようにするために、検体の採取・輸送・保存、測定、検査結果の管理、安全、管理者の配置等について常に管理し、検査値の精度を保証するための保証の枠組みを構築し、それをシステムとして運用しています。

(3)外部精度管理
健診機関間でも同じ測定値が得られるようにするため、日本総合健診医学会および全国労働衛生団体連合会が主催する外部精度管理事業を定期的に受診し、検査値の精度について外部機関からの保証を得るとともに、その結果を公表し、さらに高い精度を目指して日々努力しています。

精度管理事業参加状況

参加団体 検査項目
一般社団法人日本総合健診医学会 胸部単純X線診断
心電図診断
第1回精度管理
臨床検査
(血液検査、尿検査、便検査)
第2,3,4回精度管理
公益社団法人全国労働衛生団体連合会 胸部エックス線検査
労働衛生検査
腹部超音波検査
臨床検査
胃部エックス線検査(2018年度より)

内部精度管理の実施

健診における検査機器については日常点検と定期・不定期のメンテナンスを実施するとともに、定期的に作業プロセスを見直すことで精度の維持と向上に努めています。


全国労働衛生団体連合会 精度管理調査 成績

胸部エックス線検査 腹部超音波検査 労働衛生検査 臨床検査 胃部エックス線検査
2021年度 評価A 評価A 評価A 評価B
2020年度 評価A 評価B 評価A 評価A 評価B
2019年度 評価A 評価B 評価A 評価B
2018年度 評価A 評価C 評価A 評価A 評価B
2017年度 評価A 評価B 評価A 評価A
2016年度 評価A 評価A 評価A 評価A
2015年度 評価B 評価A 評価A 評価A
2014年度 評価A 評価A 評価A 評価A
2013年度 評価B 評価B 評価A 評価A
※2018年度より胃部エックス線検査の精度管理実施

日本総合健診医学会 精度管理調査 成績

実施回 第1回 第1回 第1回 第2回 第3回 第4回 年間評価
検査項目 胸部
レントゲン
心電図 総合評価(*1) 血液検査 血液検査 血液検査 血液検査(*2)
令和4年 80.0点 80.0点 80.00%
良好
令和2年 72.0点 70.0点 71.00%
良好
(*3) 100.00%
良好
平成31年度
(令和元年)
92.0点 85.0点 88.50%
良好
88.50%
良好
100.00%
良好
100.00%
良好
100.00%
良好
平成30年度 88.0点 70.0点 79.0%
良好
98.65%
良好
94.20%
良好
100.00%
良好
97.70%
良好
平成29年度 92.0点 85.0点 88.5%
良好
100.00%
良好
98.51%
良好
100.00%
良好
99.54%
良好
平成28年度 88.0点 92.9点 90.5%
良好
98.65%
良好
100.00%
良好
100.00%
良好
99.54%
良好
平成27年度 67.0点 75.0点 71.0%
良好
100.00%
良好
100.00%
良好
87.23%
良好
95.38%
良好
平成26年度 90.4点 97.0点 93.7%
良好
93.62%
良好
95.00%
良好
97.87%
良好
95.61%
良好
平成25年度 85.6点 94.0点 89.8%
良好
97.87%
良好
100.00%
良好
100.00%
良好
99.12%
良好
(*1)胸部レントゲンと心電図の2項目の結果を「点数比率」と「総合評価」で示している
(*2)血液検査の第2回~4回までの年度末総計の結果を「Aランク評価割合」と「評価」で示している
(*3)新型コロナウイルス流行の影響で令和2年度の第2回は実施中止