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ホーム >  外来 >  専門外来のご案内 >  脊柱側弯症

脊柱側弯症



1.脊柱側弯症とはどんな病気ですか?

  • 脊柱側弯症は思春期の女の子に多い、背ぼね(脊柱と呼びます)が正面から見て弯曲している病気です。
  • 脊柱側弯症は大きく分けて、原因がありそれが治れば元に戻る機能性側弯と原因不明で元に戻らない構築性側弯あります。

2.脊柱側弯症にはどんな特徴がありますか?

1)曲がりが戻らない構築性側弯は単純レントゲン像で

  1. 背骨が側方に曲がっている
  2. 一つの骨(椎体)がクサビ形(楔状)に変形している
  3. 一つの骨が曲がりの凸方向に捻れ(回旋)ている

2)一般に成長とともに徐々に進行し、成長が止まれば進行しないと言われますが、側弯の角度の大きいものは成長が終わっても進行します。


3.脊柱側弯症にはどんな種類がありますか?

下記のようないろいろな側弯症があります。

1)特発性側弯症:最も多い原因不明の側弯症

  • 最も多い。全側弯症の70~80%を占めます
  • 発症年齢により乳児期、幼児期、学童期に分かれます
  • それぞれカーヴの特徴、男女比、進行形式が違います

2) 症候性側弯症:原因が分かっている側弯症

  1. 神経筋性側弯症:神経や筋肉の病気に伴って発症するもの
  2. 先天性脊柱側弯症:骨(椎体)の形が生まれつき変形しているために発症するもの

3)神経線維腫症側弯症:遺伝性の病気である神経線維腫症に伴うもの

4) Marfan(マルファン)症候群に伴う側弯症:常染色体優性遺伝

5)変性腰椎側弯症:加齢変性によるCobb角10度以上の側弯症


4.脊柱側弯症はどのように診断されますか?

視診とエックス線検査で診断されます

4つのチェックポイント
  1. 肩の高さの左右差 
  2. 凸側の肩甲骨の突出(prominent scapula)
  3. ウェストラインのくびれが非対称
  4. 凸側の肋骨隆起または腰部隆起

X線検査

角度の計測(Cobb法)
終椎ー終椎(カーヴの終わり)までを計測します

モアレ検査とX線検査

東京都予防協会では下記の検査を推奨しています
一次検査 視診+モアレ検査
二次検査 単純X線検査と専門医の診察・治療

5.脊柱側弯症はどのように治療されますか?

Cobb法(上記)による角度により治療の基準を決めています。25度以上で治療が必要です。
  1. 0~20, 25度:経過観察
  2. 20, 25度~45、50度:装具療法
  3. 45, 50度~:手術

装具治療

以前はMilwaukee braceでしたが現在はほとんどがunder arm brace(わきの下から下)になりました。夏服でも目立ちません。

当院では脊柱側弯症装具を50年以上作成している装具会社の装具士が患者さんの体に合うように装具の型を取り、オーダーメイドの装具を作成しています。
装具の不具合は、医師、装具士が連携をもって対処しています。

手術治療

手術治療は、脊椎脊髄病学会認定指導医が厳密な手術適応のもとに、自己血も取り、最先端の装置、技術で、安全かつ確実に行っています